いすきですのブログ

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4月21日の詩

酔ったみたいに緩慢なしぐさで椅子に座り込み左手にピストルを持ってることすら忘れてる風な男。

銃声が鳴って弾丸は本当に撃ち出されたどうかもわからないほど小さな痕跡しか残さなかったらしい。

どこに風穴が空いたのかあなたは探す。

何か聞こえたからこの辺りにあるはずだ。

しかしその銃弾を見付けることにどういう意味があるだろう?とあなたは思う。

確かなことのうちの1つはそれが本物の銃を彼が使用した動かぬ証拠になるだろうということだ。すると彼はこの国の定めるところで罰せられることになる。

では、なぜ彼を裁かねばならぬと感じたのだろうか?これには思い当たる理由が少なくとも3つはあるが言葉にするのは困難だとあなたは感じる。普段何気なく言葉を使って思考しているようでいて、それは恐らく半分は正しいが、整然とした文章であるとは限らないし、大抵の場合はむしろそうではないのだ、とあなたは思う。

 

終わりです。

男は敵対者または親しくない友人。銃は彼の罪。特に、口が災いしたものを指しています。