いすきですのブログ

いすきですのブログです。詩人になったので詩を書くブログを作りました。よろしくお願いします。メールアドレス→isuki.poem@gmail.com Twitter→@isuki_poem note→https://note.mu/isukidesu

2019-04-01から1ヶ月間の記事一覧

4月29日の詩

ちょっと小高い丘の上にあるマンションに住んでいて 午後9時過ぎに帰宅するとき いつも必ず街を眺めていました すると雲が街の灯りをはねかえして 蛍光灯みたいに 白く抜けて見えるのが面白かった

4月28日の詩

それをやらねば己になれないという強い熱意と執念がいつでも本当に自らを傷付ける。

4月27日の詩

くだらないと思ってそれをぶん投げた。壊れたかどうかはどうでもいい。むしろ気持ちよくバラバラになってほしいな。たぶんそうなってはいないと思うけど。

4月26日の詩

語りかけの言葉を残してどこへどうして行くのだろう。 濡れた落ち葉の山に隠れて一体何を望むのだろう。 眠る間の夜空の変化にどんな意味があるのだろう。 春を迎えて融けゆく雪は誰に何を伝えるだろう。 終わりです。死を書きたかった。というより、単なる…

4月25日の詩

人斬りになりたいな。そしたらきみの笑顔をばらばらにする。ごめんね。 昨日書いた詩です。投稿し忘れていたので今日かきました

4月24日の詩

新月の夜に新月だと気づくことはほとんどありませんでした。靴下を片方なくすとそれはすぐに気がつくけれど、どっちもなくすとなくしたことにも気づかないみたいに、無ければ無いでもう全く気がつかないのだから、自分は月が全然好きでもないのだとわかりま…

戦い

砂鉄を集めなさい。 隕鉄から得られた砂を。 それを剣にして地に突きたてなさい。 私がここへ来たことを全ての人に伝えて、 未来を私に預けるか、 それとも自分達でどうにかするかを、 改めて考えなさい。 そして、 あなたがたのなかで最も知力と勇気に優れ…

4月23日の詩

僕は剣になってお前を斬りたい。一瞬の軌跡は光の反射のきらめきだけを目に残す素早い一撃であればいい。 こうして悲しみはばらばらになって地の底へ沈んでゆく。血も涙もなくただ沈んでゆく。

4月22日の詩

あの夕焼けの中ゆらゆら揺れる雲に乗って 飛行機雲を渡って行って 空一面の虹の夕暮れ いつもの地平のずっと遠くの 思い出だけの街の向こうへ 祈りの気持ちを届けて欲しい 祈りのための詩

4月21日の詩

酔ったみたいに緩慢なしぐさで椅子に座り込み左手にピストルを持ってることすら忘れてる風な男。 銃声が鳴って弾丸は本当に撃ち出されたどうかもわからないほど小さな痕跡しか残さなかったらしい。 どこに風穴が空いたのかあなたは探す。 何か聞こえたからこ…

4月20日の詩

小さな画面に小さな言葉で僕は心を描き出そうと思っている。 言葉にならない気持ちまでぜんぶ行間に押し込めたつもりで、 この縮退した小さな世界に心のぜんぶをホログラフィックに映したい。

4月19日の詩

そんな馬鹿なことをするくらいなら家に帰って布団をかぶって寝た方がいい。彼がやってくるかもしれないから。

4月18日の詩

電車の夢を見て欲しい。 僕と同じ電車の夢を見て、あの車両ががたがた揺れる感じを共有したり、窓の外のびゅんびゅん飛び去る風景を一緒に見て欲しい。 そして、車内のアナウンスが全然知らない行き先を言って、帰り方もわからずにただ途方にくれる僕を、ラ…

4月17日の詩

船頭をつとめて

4月16日の詩

「骨」 それを燃やして僕はそれを土に還したい。 その土はやがて風に洗われ空と混じり合い無限小の飛沫になって、空や雲や海やおよそあらゆるものの陰へ、向こうへ身を隠す。 すると、それは一体何だったかを思うときが来るだろう。 それが愛だったと力強く…

4月15日の詩

さざなみの音が聞こえるという貝殻を耳に当てて午後六時過ぎアニメが流れ夕飯を作る音が聞こえて僕はずっと貝殻に耳を澄ませていました。 鞄に好きなおもちゃを入れて町を歩いてその頃はひとりどこかへ行って眠りについたその日の夜に夢の中で日の出る夜のそ…

4月14日の詩

一日はいつも都会の夜空みたいに真っ暗に終わって欲しい。 そして、心の中の天の川をその真っ暗に浮かべて眠る。 毎日がこの小さな優しい静かな結末を迎えて、僕は風に吹き飛ばされる砂粒か、光の粒子みたいなものになれれば良い。

4月13日の詩

忘れられ、死んでいった思い出は、僕の中で優しさになって欲しい。 忙しかったので、呟きを詩ということにしておきます

4月12日の詩

感じるまま思うまま自由に気楽に、 むしろなにも考えずただ目を閉じればそれだけで、 ベッドは貴方を乗せてゆっくりと部屋の床に沈んでいくし、 そのまま雪のように落ちていって、 物音ひとつ立てずに地面をすり抜けてゆけば、 暗闇、 それから満点の星空で…

4月11日の詩

これからは先のない暗い狭い小さな世界に、 僕一人だけがいて他の人や生き物や空も土もとうぜん星も なにも無いなにもかもが無い全部が無で静かなところへ行こう。

4月10日の詩

夜の散歩に出掛けて、通学路に沿って、道をたった一回だけ逸れて、そのまま真っ直ぐ行ってみよう。 最寄り駅からひとつだけ向こうの駅に行って、電車に乗って帰ろう。道を間違えたと思ったらGPSを使ってもいいし、飽きたらタクシーを捕まえたらいいし、帰り…

4月9日の詩

消えない煙を口からはいている。これは目にはもうすぐ見えなくなって世界に溶け込んでゆく

4月8日の詩

東方っていうゲームに使われてる音楽をアレンジした歌で「賢者の極北」っていうのがShibayan Recordsっていうサークルから出てるんですが、その歌詞に出てくる「意志無き衝動」っていうフレーズがめちゃめちゃ好きです。 今日は忙しかったので、日常のことを…

4月7日の詩

きさらぎかな それともエメラルドかな 不屈だろうかそれとも不断だろうか

4月6日の詩

お腹すいたなと思って、真夜中の台所でリンゴを食べました。 すると、むかし母もそうしていたなと思い出しました。 遠くを走る車のタイヤが路面と擦れる高めの音が時々聞こえてくる、それから冷蔵庫のちょっと不気味なうなり声みたいな音がする、そして頼り…

4月5日の詩 2

ぼくの声が、むかし話したぼくの声が、 とんでもないほど広いところに広くて暗いところに立っているこのぼくの声が、 どこまでもどこまでも広がって広がって反響して頭のなかをいっぱいにしてしまう。 これも雑踏の詩です。好きなので、2つ作ってしまいまし…

4月5日の詩

雑踏が好きなので街を歩くときイヤホンはしません。遠くを走る車のタイヤが路面と擦れる高い音、近くを走る車が鳴らすちょっと低めのエンジン音、工事の音、先生の声、先に帰る下級生の声は、学校の外の世界の広がりを感じさせ、空気が見えるような感じがし…

4月4日の詩

別れのことを思い出し、笑うように口ずさむ 一人で歩く夕暮れに、道いっぱいの春化粧 これは未完の詩ですがひとまず4月4日の詩といたします。これはもっと長い詩の最後のパートになるはずでした。

4月3日の詩

死んで沈んでどこかに消えるのが恐ろしくなってしまいました。前までは平気だったのに。

4月2日の詩

一瞬ごとに今を歌って生きていけたら それで良かったはずなのに