2019-05-23 5月22日の詩2 命のジオラマ2 去り難き、僕。 命のジオラマ。 割れたガラスの破片がいま、 また寄り添って水になり、 この星の、 全ての人の、 涙を受けて海になる。 青く、深い、海になる。 それが命のジオラマだ。 枯れた言葉を風が融かして、 心はもうすぐ空になる。 嘘と眠りが大気を凍らせ、 月の光がその結晶を踏みしめる。 それが命のジオラマだ 思いと挫折。 命のジオラマ。