7月10日の詩 春の落ち葉
寝飽きた春の落ち葉の吹かれてさよならの声も届かない。
幾度となく踏みしめられてばらばらに、飛沫になった秋冬の、小さな名残の吹かれてゆけば、さよなら、さよなら、
さよならの練習は役に立たない、風がぐんと強く吹いて、彼も言葉も次々去って、ここにいる自分ひとりのさよなら。
寝飽きた春の落ち葉の吹かれてさよならの声も届かない。
幾度となく踏みしめられてばらばらに、飛沫になった秋冬の、小さな名残の吹かれてゆけば、さよなら、さよなら、
さよならの練習は役に立たない、風がぐんと強く吹いて、彼も言葉も次々去って、ここにいる自分ひとりのさよなら。