5月25日の詩 計算
べっとりと血糊のような暗闇に、
落としたペンが沈んでゆく。
ああ、これでもう僕は、
何も書くことができなくなったな。
公園のベンチに寝っ転がって僕は、
計算の続きのことを考えていた。
(紙もペンもなく、あれを終わらせられるだろうか。)
故郷の夕日のような、それは静かな気持ちだった。
べっとりと血糊のような暗闇に、
落としたペンが沈んでゆく。
ああ、これでもう僕は、
何も書くことができなくなったな。
公園のベンチに寝っ転がって僕は、
計算の続きのことを考えていた。
(紙もペンもなく、あれを終わらせられるだろうか。)
故郷の夕日のような、それは静かな気持ちだった。