氷
「意味や明日を面倒と思うなら、
名前の無いばらばらの紙屑にしてあげる。」
声が響く。
私は歩く。
話をしながら。
「水の入ったコップ。叩き割って砕け散ったら星空みたいできれい。」
私はその時、血のことを思いついていた。
人間の体の、その血と肉と骨。あと歯。
血と肉はいかにも生きてる証に見えるが、
歯や骨はそうでもない。
(たぶん燃やしても形が残るからだ。)と思う。
「生きた証とは死んだもの?あなたは死んだもののために生きている。お前は。」
アスファルトにできた水たまりが青い空を映すのが好きで放課後に日が暮れるまで辺りを散歩したことがあります。
「あなたは青い空が好き。」
「はい。」
「あなたは雪の結晶を見たことがある?」
「はい。」
「あなたは人間について、それがまるで氷みたいだと思う。環境さえ整えばそれが自然と結晶になるように、ただ有機物が複雑になっただけだと。」
「はい。」
「死にたい?」
「......はい。」
私は呪いをかけられています。
めちゃくちゃな詩になっちゃったな。。
これまでの詩の総集編です。