一週間の詩のまとめ / 詩人になったときのこと
こんにちは こんばんは おはようございます
愛する読者の皆様、今週も日曜日になったのでゴキゲンに詩を更新したいと思います!!!!!!!
それにしても、もう9月ですね~。なんか蝉もめっちゃ静かだし、ここからだいたい1ヶ月ほど、クソ暑いのになんとも言えず無個性な「なんか『無』の暑いやつ」が来ますが、バテずに行きたいところです。
さっそく今週の詩のまとめです。今振り返ってわかったのですが、今週は「なんなんだ週」でした。というのも、なんなんだってキレてる詩がいっぱいあるんですよね。野性的でステキ!とお思いになられた方は個人的にご連絡をください。
- 8月26日の詩
強さって、盗んだり奪ったりせずとも生きていけることを言うと思うな。 しかしそうだとすると、僕は甚だ弱くて仕方ない。本当なら与えられなかったはずのものまで不正によって手に入れて、日本の法ではどんな罪にもならないと言って、だったら、これって一体何なんだ。
(コメント:これって詩というか、人生の感想文みたいなもんですかね?)
- 8月26日の詩2
ビアガーデンよりも歯ブラシガーデンに行きたい。
自分に本当に合った歯ブラシを探すというのは、
とても難しいことだ。
(コメント:その通り。そして歯ブラシガーデンに行った二次会に、あなたは歯磨き粉ガーデンにも行かなくてはならない。)
- 8月27日の詩
今日はお昼に食べすぎた
馬鹿だから
夕飯に何も備えないで帰って来ちゃって
お腹が空いて寝れないな
そんな日には あのときのことを思い出す
同じく眠れなかったとき
そうあの頃 ひとたび眠れば
もう二度と
目覚めなくていいと思ってた頃
ああ今はもう
腹さえ満たせばいいんだが
(コメント:人生の感想文2。私の人生の感想文はこち亀みたいにたくさんあるぞ。)
- 8月30日の詩
人はいつも
問うことはできるが
答えることはできない
また、人は時として
知ることはできるが
知らないままでいることはできない
さらに、人は悲しいことに限って
覚えることはできるが
忘れることはできない
けれども、嬉しいことに
私はいつも
タイミングを覚えて連続で青信号を迎える、
そんな些細なことで喜ぶことができるし、
悪を見過ごさない、
当たり前の道徳を知ることができた
だがこの恐ろしさは一体なんだ?
命の意味を
問うことはできるが
答えることはできない
この余りにいびつな恐ろしさは
(コメント:正しい問いは答えそのものと同値である、と夢枕獏の小説にも書いてありました。ほうほう、確かにそうかもしれない。1+1=2……そもそも等号とは、両辺に置かれたものが相等しいことを意味するもので、左辺の計算を実行した結果が右辺です、などと読むのでは正しくなく、そういった算術的事実が数学の体系に刻み込まれているよ、またはそのように数学の体系を構築しているよ、という一つの宣言ってわけらしいです。答えのない問いは一体何がおかしいのだろう?と書いてあって、なるほどな~と思いました。なんにも頭使ってねえみたいなコメントで恐縮です。)
- 8月31日の詩 「北風」
明けない夜はないけれど、
当然ながら、
落ちない日もまたあり得ない。
止まない雨はないけれど、
風はいつでもお前の心のあらゆる着物を引き剥がし、
奪い去ろうと狙っている。
はだかの心は獣になるのを望んでいるし、
泥水にだって抵抗がない。
そんなときに、
あの日が高く照らしてあって、
お前をやさしく暖めるとは限らない。
(コメント:書いてから気が付いたが「北風と太陽」がまざってる詩。)
さて、そんなこんなで詩を書き始めて半年たった僕ですが、実はぶっちゃけ詩人のことをナメていたのでそのことをちょっと書いておこうと思います。
いや、実は、日本には詩人なんてもう一人もいないって思ってたんですよね、半年前。(本気です。)なので無性に疲れてた僕は競技人口1名の種目に乗り出して自動で1位をかっさらい、これでおれもやっとナンバーワンになれたんだ!おれが本物の、世界に一つだけの花!と、最低のやり方で心の安定を手に入れようとしていました。
「ママ、おれ詩人になるよ」
早速母親にもLINEをいれます。(マザー・コンプレックス)
「いいよ。」
世界最速の詩人承認。人生に勝利!
悠々詩人になったいすきちゃんは、威風堂々と歩みを進めていくのでした。
…が、幸せな暮らしは長くは続きませんでした。実は以前から何となく体の具合がおかしいぞ?と異変を抱えていた僕は、入念なチェックの末、およそ一週間前、自分がとある病に罹患していることを、とうとう突き止めてしまいました。
えっ!僕が!?私が!? そんなことは誰にでもあります。笑えるものから笑えないものまでたくさんあって書きにくいことですが、今回の場合は笑える方のやつだったので、それがせめてもの救いでした。
そうなんです。なっちゃっていたんです。中二病に。詩の天下、三日でとれるのでは? と思ったり、詩の神になって世界のあらゆる戦争を終結させる妄想をしたりしてました。ヤバいですね。
てか、詩人になったきっかけからして甚だ世間知らずなのでは? という突っ込みもあるかもしれません。まあその通りなんですよね……。しかし、世間知らずなばかりでなく全能感もめちゃめちゃあったので段違いにタチが悪いです。
ほんと最近になってわかったんですが、詩の投稿サイトってのもあって、そこはマジでめっちゃヤバい人達がひしめきあってるらしいです。マジなんなんだよ、返せよ俺の一等賞、このままじゃ俺は残念賞、すり鉢の底で天体鑑賞。(ビビり過ぎて口調がヒップホップ)
まあ……しかし、中二病にも関わらず優しくしてくれた人の親切を思うと、私もめげずに強く生きていかねばなりません。彼らのようなパワフルな詩人は一発で僕を再起不能にできるはずなのに、それをやらないわけですから、裏を返せばほとんど祝福を受けたみたいなものです。
だいたいね? まだ詩を書き始めて半年くらい、つまりゼロ歳の詩人なんです、僕は。それが早くもランドセルを卒業して、中学生になって……そして中二病になった。これってしかし、すごい成長スピードじゃありませんか? 中二と言えばピタゴラスの定理ですよ。ようするに、生まれたばかりの赤ん坊がいきなりピタゴラスの定理を口走るようなものです。唯我独尊モンですね。
そうだ、ピタゴラスで思い出したのですが、みなさま、対数関数というのはご存じですか? 関数になじみない方もいらっしゃると思うのですが、関数ってのは数字の書かれた紙を入れると数字の書かれた紙が出てくるブラックボックスのことです。たとえば「y=x」ってのは典型的な関数で、入れた数字(x)がそのまま出てくる(y)バカみたいなブラックボックスのことです。
さて、対数関数ってのはそんな中でも特別な関数なんですが、そうですね、具体例でみるのが一番いいかな。y=log(x)って書いた「log」が対数関数なんですけど、たとえば数字(x)として0.1を入れてみましょう。
ほう、マイナス1ですか…。
これだけだとわかんないね。0.5とかはどうだ?
ふーん。
じゃあ1は?
0か、なんかよくわかんなくなってきたな。
(Yahoo!にはこの計算は難しすぎたようなので検索エンジンをGoogleに変えました。)
じゃあ100000くらい、いってみますか(オイオイオイ 死ぬわアイツ)
えっ!? 「5」じゃん……
じゃあ1000000000では?
やる気あんの???
じゃあ10000000000000000000000000000000000000では?!
え~~~!?!?
ちっさ!!!!!
(10澗が37になっちゃった……)
…まあ実は前から知ってたんですが、いまだにびっくりしつづけてるのはガチです。だってあまりに数字が増えなすぎるジャン。
まあこの対数関数ってやつはようするに、ゼロの数をかぞえるやつなんですね。めでたし。
あ!いやいや、なにも詩で勝てないからって文系科目に理系で対抗!みたいなそういう最低のことがしたかったわけじゃないんです。ただこの対数関数、覚えたてのころに必ず流行るジョークがあって、それは「お前それログとらないといけないやつじゃん!」ってやつです。ログをとるってのは対数関数に代入するっていう意味の業界用語です。お分かりかもしれませんが、これは「お前の実力は余りにとびぬけていてマトモに理解することもできないほどです。」と褒めています。1000000000000とかゼロがいっぱい過ぎて意味わかんないけど、ログをとったら12なわけで、ゼロの数をかぞえろって言われたら多少は意味もわかりやすくなりますからね。
というわけで、これでようやく言いたかったことが言えるんですが、本当に詩の天才っているんだなというのがいまの正直な感想です。いやまさに「ログとらないといけないやつじゃん!」状態なんです、ほんと。冗談もほどほどにしなきゃいけませんね。
(あれ?言いたいこと言ったら一瞬で話が終わった…)
あ、それからログの定番ジョークはもうひとつあって、それは「お前それ2回ログとらないといけないやつじゃん!」です。1回対数をとるだけでもめちゃくちゃなことになるのに、2回もやったら気ぃ狂いますね。ただ、これも有名な話ですが、実際に2回ログを取らなきゃ何が起こったか理解できないレベルの現象が本当にあったらしく、それは世界恐慌のときのドイツの物価上昇らしいです。
ドイツってスゲエな。
(おわり。)