5月13日の詩2 ランナー
僕はなにか弾けるような気持ちがして走り出した。
けれども行き先が決まってるわけじゃなかったし、どこにも行くべき場所はなかった。
それどころか、どこにも行けないと知っていた。
だから僕の足は自然と止まってしまった。
それでも、心の中で僕は走り続けた。
どこまでも遠くを目指して。
終わりです。これは、どこまでも走る人の詩。これはカッコつけた詩。つまりカッコつけ詩です。僕はカッコつけ詩がとても好き。けど実際には僕は、心の中ですら走り切ることができなかったような気がするときがあります。