5月4日の詩 寝GW

そんなに救いが無いわけなので、誰もその結末を変えようとしなかったし、たぶん本当に誰にも変えることはできなかったのだと思う。良くないことが起きるというのを知りながら、何も知らないふりをして、他のことを考えた。やるべきことは何もなく、あえて言うなら自由だった。そうやって、日が沈んだ。

寝GWの詩です。救いが無いというのはとっても個人的な趣味のことなんですけど、色々やってるうちに、なんかもうどーしようもないなって感じになり、ただ悲しい気持ちになり、それからせっかく買ったけどもういーや。全部捨てちまって風になろうぜ。と心に変化があるまでの間の、すっごい残念でいたたまれないみたいな空気感のことを指してます。

同時にこの詩は、生き物が死んでいくのを彷彿させるようだったらいいなと思っています。ここで語られるのはただ無為で悲しいだけの暗いイメージの死ですね。救いのない死、それを受け入れるまでの人生のすべての時間についての詩。(そういう読み方はぜんぜん趣味じゃないので普段はやらないですが。)